腕を切っても、再生して生えてきます。
頭を吹き飛ばしても、再び頭が現れます。
そんな怪物が、SF映画では登場しますね。
しかも、
その怪物は、どんな怪物より奇妙な形をしていて、身体には骨がありません。
目も口も、脳みそさえ無いのです。
もしそんな怪物があなたの目の前に現れたら、どうしますか?
実は、こんな奇妙な怪物があなたの周りに潜んでいるのです。
その怪物の正体は?
その怪物は「植物」なのです。
人間の頭は、体の上にあります。
そして、頭のある口から栄養を得ているのです。
ところがその生き物は、口が下にあります。
しかし、獲物をとるようなことはせず、
頭を地面の下につっこんで土の中から栄養を得ているのです。
さらに奇妙なことに、その生き物は、体の上から分身を作りだします。
つまり、
人間の上半身が下半身にあり、
下半身が上半身にあるのです。
人間とは、まったく逆の生き物です。
この生き物は、何だと思いますか?
この生き物は、「植物」です。
ギリシャの哲学者、アリストテレスは、
「植物は、逆立ちした人間である」と言いました。
考えてみると・・・
植物は、ずいぶんと不思議な生き物です。
しかし、
植物と人間とでは、圧倒的に数が多いのは植物です。
植物から言わせてみれば、「人間は逆立ちした植物です」
「人間とは、なんと奇妙な生き物なのだろう」
と
植物たちは思っているに違いありません。
こんな興味深いことが書かれている本
読み出したら止まらなくなりました~
稲垣 栄洋(いながき ひでひろ)博士の書かれた、
「怖くて眠れなくなる植物学」を読むとおもしろいです^^
次に読みたい、、、「面白くて眠れなくなる植物学」もとっても、題名の通り、おもしろそう^^
植物を見る目が変わりました^^